後藤輝樹の「シコらせてoh my heart!」が90年代ヴィジュアル系すぎるから観てください。
後藤輝樹氏といえば、
そんな彼が最近MV付きの曲を発表しました。
こちらです。
「シコらせてoh my heart!」とかいう直球火の玉ストレートすぎるタイトルですが、この曲があまりにも90年代ヴィジュアル系すぎるので紹介させてください。
そもそも、後藤輝樹氏は90年代ヴィジュアル系がお好きな方です。
この世で最も名曲と僕が勝手に思っているMadeth gray'llのMissantroopのカバーをYoutube上にアップされています。
他にもDir en greyの蜜と唾、MALICE MIZERのバロックなどのカバーも投稿されているので是非見てください。
そんな彼が発表した曲も当然90年代ヴィジュアル系のエッセンスが散りばめられています。
見ていきましょう。
イントロはいきなりオルゴールでスタート。
もうこの時点で最高です。
Dir en greyの「Cage」なんかを彷彿とさせますね。
そのあとAメロに移行するのですが、クリーンのアルペジオとドラムのリムショットから始まるので、もう完全にLUNA SEAです。
メロディアスかつ下ネタでしかないサビを挟んだ後の2番が最高です。
ここちょっとlynch.葉月に見えない?
カッティングを多用したバッキングや、銀色にギラギラしたシコり部屋撮影セット、ナヨっとした高音ボーカルなど、どことなくBAISERを思い出しました。
90年代ヴィジュアル系はとにかくギラギラしたよくわからないセットでPVを撮影するのでこれもあるあるですね。
2番のあとは展開がガラッと変わり、浴槽で電球を身に纏った姿で現れます。
これはどう見てもDir en greyの「残」の再録PVに出てくるTKO木下みたいな人のオマージュでしょう。
そして、なんかシャワーか何かでびしょびしょになっていますが、
これはLUNA SEAの「SHINE」のPVのオマージュですね。
ちなみにハモリのギターソロと、その後の語りとドラムが入る曲展開はどことなく後期の X JAPANっぽい。
YOSHIKI様は「シコらせて 胸で尻で顔でマ○ペコで」なんて歌詞死んでも書かないと思いますが。
その後ラスサビに突入し、盛大にフィニッシュ。
作詞作曲は後藤輝樹氏自身が手掛けていますが、アレンジは同じくヴィジュアル系が好きで、でんぱ組inc.などの曲も作っている長沼良氏が担当されていることもあり、曲自体のクオリティは高いです。
90年代ヴィジュアル系のフォーマットを忠実になぞっているバッキングも最高ですし、後藤輝樹氏の絶妙に歌唱力が高くないけどハイトーンが出る感じも90年代っぽくて素晴らしい。
PVの安っぽさも90年代インディーズ貧乏ヴィジュアル系らしくて逆に良いですね。
これで画質が悪ければもっとよかったかも。
オナニー覚えたての中学生みたいな歌詞さえ目をつぶれば、90年代ヴィジュアル系好きのみなさまに刺さるところはあるかと思いますので是非聴いてみてください。
直球すぎる歌詞とフツーによい楽曲のせいで頭から離れなくなること間違いなし。
僕が千葉県民じゃなければ都知事選投票していたレベル。
それでは、さようなら。
〈後藤輝樹氏のチャンネル〉