悲観停止

幾千の星空の下 夜露は無情に光る

2020年最重要アルバム 『鹿鳴館伝説』DISC2

前回のDISC1の感想は読んでいただきましたでしょうか?
 
今回はDISC2の感想を書いていきます!
 

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鹿鳴館伝説』DISC2
(バンド名) - (曲名)で記載しています
1. WITH SEXY - SEPIA
2. Ravecraft - 流星
3. GRASS - Silvy, Silver Fish
4. AFTER IMAGE - AFTER IMAGE
5. NéiL - …at LIBERTY
6. Zeed - Cross My Heart
7. L'yse:nore - Frame of mind
8. S - 遊雪
9. Tinker Bell - Tight or Loose
10. babysitter - 黄黒イ斑
11. Madeth gray'll - MOTHER COMPLEX
12. NALSIST - In A Trap
13. [zo:diaek] - Bark at the moon
 
この痒いところに手の届く絶妙なラインナップ!
90年代V系を最近聴き始めた人に押し付けたいですね。
 
1. WITH SEXY - SEPIA
ROUAGEのベースで、Soleilの主宰をされていたKaikiさんや、現在NightingeiL、Vasallaで活躍されているカイエさんが所属しているバンドですね。
系譜的には名古屋系の血を引くバンドですが、曲としては超正統派な白系。
初期ラルク、いやThe Cureっぽさが前面に出ています。
デモテープ収録音源なので、音質は篭ってますし、ボーカルは声が伸びないhydeみたいですが、美しい旋律に一筋の涙が流れること必至。
 
2. Ravecraft - 流星
大阪を拠点に活動していたレイヴクラフト。
1993年、2001年、2012年の計3回解散、その度に復活を遂げている不死鳥のような経歴があります。かっけえ〜
この曲は2001年発売のベストに収録されているバージョンです。
曲は時代を感じさせるものの、非常にポップで聴きやすいソフヴィ楽曲で、初めてソフヴィを聴く人にもお勧めしたい一曲ですね。
演奏・歌唱ともにレベルが高いので、曲の良さを純粋に楽しめると思います。
 
3. GRASS - Silvy, Silver Fish
D≒SIREのメンバーを中心に結成されたバンドですね。
この曲は彼らが1996年にリリースしたシングルに収録されています。
GRASSは隠れた白系の名バンドとして知られていますが、この曲は特に超絶隠れた超神曲です。
このディスクでは一番の当たりかも。
初期ラルクっぽい浮遊感と、D≒SIRE由来であろう耽美的ビートロックが融合しており、めちゃくちゃに良いです。
おそらくDIE IN CRIESが好きな方にも刺さるでしょう。
 
4. AFTER IMAGE - AFTER IMAGE
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失礼しました。優勝してしまいました。
イントロで全人類が優勝してしまうこと間違いなし。
収録されているのは「黒い結晶」ver.で、オムニバスなどに収録されているものとはアレンジが異なります。
こちらの方がバンドサウンドが強調されており、アグレッシブでかっこいい。
AFTER IMAGEといえば、伝説の河原定点カメラPVが一人歩きしていますが、それだけのバンドではありません。
ライブ映像の面白すぎる動きを観ているだけで笑顔になれるので、人生に悩んでいる人は絶対見てください。
 
5. NéiL - …at LIBERTY
 
配布シングルが初出で、ベストにも収録されている楽曲ですね。
ポンコツにしたMALICE MIZERみたいなバンドが多かったKey Partyの中で硬派に正統派ヴィジュアル系楽曲を出し続けていたNéiLですが、そのイメージに違わないメロディアスな疾走ナンバーです。
そうそうこういうのでいいんだよこういうので hashtag on Twitter
聴いているとこれになってしまう。
 
6. Zeed - Cross My Heart
現在HOWLINGやbastardで活躍されるJiN氏が元々やっていたバンド。
ポップなメロディながらリフはハードです。
全体的にリズム感がチグハグで噛み合っていない感じがいいですね。
 
7. L'yse:nore - Frame of mind
ま〜〜〜〜〜〜じで最高の白系バンド。
初出は「Four leaf clover...」とかいうLaputa感丸出しのタイトルのミニアルバムに収録されているものだった気がします。
本当に全ての要素が最高で、死ぬほど泣いてる。
アルペジオがあまりにも良すぎる。
切ない美メロが終始展開されるため、感情を失った殺人マシーンと呼ばれた僕でさえ涙をボロボロと流してしまいました。
一生のお願いだから聴いて欲しい……
 
8. S - 遊雪
Soleilを代表するバンドの一つ。
暴走族みたいな見た目で楽曲は超正統派、ジャケが信じられないぐらいダサいことで有名です。
ちなみにこの曲なのですが、
 
LUNA SEAのTRUE BLUEかと思ったら途中で急にTIME IS DEADが始まる”
 
何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった……
一曲でLUNA SEA2曲分楽しめるので、ジェネリックLUNA SEAとしてお勧めです。
 
9. Tinker Bell - Tight or Loose
リフがヘヴィで良いですね。
オタクだから、サビのシンバルのカップを叩くちんちんちんちんの音で嬉しくなっちゃう。
ラスサビ前で急にねっとり度が100倍ぐらいになり、その最大瞬間ねっとりは河村隆一を超えます。
 
10. babysitter - 黄黒イ斑
新潟名古屋系を代表するバンドとしてあまりにも有名。
彼らが唯一残したCD音源「空しい空の空」からの収録です。
Laputaの影響を強く受けながらも、その変拍子のクセの強さは特筆すべきものがあり、途中のブレイクが挟まるポイントとか最高です。
 
11. Madeth gray'll - MOTHER COMPLEX
やったあ!!!!!!!
僕が愛してやまないご存知大人気コテ系バンドのMadeth gray'llからは、オリジナル音源なら配布シングルにしか収録されていないレアトラックが収録(オムニバスを含むならMatinaのレア曲集的なアルバムにも入っています)
後期Madeth gray'llに特徴的なメタル路線を感じることができます。
グロテスクな歌詞をこれでもかと詰め込んでいるので、オタク特有の早口みたいになっていて最高!
 
12. NALSIST - In A Trap
浦和ナルシスを拠点にしていた「NALSIST」からはシングル「面影」のカップリング曲が収録。
選曲がオタクすぎない?
歌謡っぽさとダークな雰囲気が融合しており、正統派ヴィジュアル系楽曲として非常にレベルが高いです。
MASCHERAが好きな人は気にいるのではないでしょうか?
 
13. [zo:diaek] - Bark at the moon (for "ROCKMAYKAN" -special digital remastering-2020)
バンド名は「ゾウディアック」と読みます。
名前のクセが強いんじゃ!(千鳥ノブ)
ちなみに読み方が似てる別バンドに「XodiacK」(ゾディアック)というのがいます。
なんなん?
アルバム「ZEUS」収録楽曲のリマスターです。
曲は正統派な上、リマスターされて音質が向上しており、非常に聴きやすいです。
そこもクセがあってほしかったな。
 
以上がDISC2の感想です。
 
白系のポップかつメロディアスなバンドと、ダークでドロドロしたバンドが同居しており、そのコントラストが面白い構成になっていると思います。
 
特にGRASS、L'yse:noreなどの隠れた名バンドは今作で初めて聴く人もいると思いますので、これで興味を持った方は僕が買い占める前に音源を集めましょう。
 
また、今作は先日ソールドアウトしたようです。
再販はない(ホントか?)らしいので誠に残念。
 
僕が内閣総理大臣だったらマスクの代わりに8000万枚生産して各家庭に配るのに…
 
それでは、次回もお楽しみに。