外出自粛中に聴いてほしいシリーズ⑤ SHAZNA『Raspberry Time』
みなさん、SHAZNAといえば何を思い浮かべますか?
うんうん、やっぱり『Melty Love』ですよね。
90年代ヴィジュアル系を良くも悪くも象徴するかのような名曲です。
カラオケで歌うと、後奏の「Melty Love」と連呼する部分が思ったより長くて、歌ってても聴いててもちょっとアレな雰囲気になりがちなところ以外は完璧ですよね。
そんなSHAZNAですが、現在はバンドリでもおなじみのRaychellさんや夏芽さんを含めた6人体制になっていることや、
一昨年新曲を出したものの、歌詞付きのPVで致命的に誤字ってること、
https://www.youtube.com/watch?v=QM041EUTApo
『Melty Love』や『すみれSeptember Love』以外の曲はあまり知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
というわけで今回ご紹介したい音源はこちら。
SHAZNA『Raspberry Time』
1. Lavi
2. Raspberry Time
3. MELANCHOLY
4. Shelly
5. I miss you...
1996年発売の3rdミニアルバム。
メジャーデビューはこの1年後ですが、作品自体はメジャー流通していました。
また、ドラマーがいた時期の最後の作品ですね。
1. Lavi
1曲目から世界観にぐっと引き込んでくるミディアムテンポな曲。
雰囲気としては初期ラルクの装飾性の少ない曲を彷彿とさせますね。
メロディーが切なく、メジャー以降の良くも悪くもゴテっとしたSHAZNAのイメージが覆ること間違いなし。
それこそ『Melty Love』以外聴いたことがないという人に是非オススメしたい、僕がSHAZNAで一番好きな曲です。
2. Raspberry Time
アルバム表題曲は、まさにSHAZNAのイメージそのものなポップチューン。
メジャーデビューシングル『Melty Love』のカップリングやベストアルバム『OLDIES』で再録されているものに比べると、インディーズ期の作品ということもあってアレンジはシンプルで、バンドサウンドが強調されていますね。
僕はこっちの方が好き。
全体的に跳ねるようなバッキングがSHAZNAの特徴ですよね。ほんとーにたまらないです。
3. MELANCHOLY
上記2曲と比べると若干ハードな印象に感じる曲。
持ち味である跳ねるようなグルーヴはそのままに、LUNA SEAなどを彷彿とさせるねちっこい歌い方をすることで、90年代ヴィジュアル系のダークさを出そうとしている感じです。
終始裏でブツブツ言ってますが、何言ってるかはわからない。
4. Shelly
90年代ヴィジュアル系では珍しい、カントリーっぽさを感じるポップチューン。
シングル『White Silent Night』のカップリング曲で再録されています。
サビが超好きで、聴いてて明るい気持ちになれるんですよね。
この作用はヴィジュアル系楽曲においては貴重ですよ。
5. I miss you...
インディーズ1stミニアルバム『Sophia』に収録されていた『Miss xxx』の再録ですが、アレンジだけでなく歌詞もかなり変わっています。
純粋に90年代ヴィジュアル系メロディアス疾走王道ナンバーとしてレベルアップしているので神。
字余り気味に詰め込んだ歌詞もインディーズ90年代ヴィジュアル系らしさが出ていますね。
サビのみんなで大合唱したくなる感じが本当に好き。
ラストは余韻を残す形でフェードアウトするのも100点。
以上が作品の感想です。
どうですかSHAZNA。興味出てきましたか?
メジャー期に通じるSHANZAのポップセンスと、正統派90年代ヴィジュアル系の雰囲気がいいバランスで同居しており、純粋に名盤。
インディーズということもあり、音に関しては基本的に貧乏なのですが、普段ポンコツ90年代ヴィジュアル系で訓練されているみなさまにとっては全く気にならないでしょうし、
SHAZNAのバンドとしての良さが強調される形になるため、かえって入門用として最適なのではないでしょうか?
SHAZNAを敬遠していた人は、これを期に食わず嫌いせずに聴きましょう。
好き嫌いしているとIZAMくんみたいに大きくなれないですよ。
それでは、さようなら。
〈おすすめ曲〉
1. Lavi
IZAMも就活してないでSHAZNAの活動に本腰入れてくれ!