悲観停止

幾千の星空の下 夜露は無情に光る

毎日Madeth gray'llレビュー14日目^ ^

葬春華(さくら)〜ふぶ〜きの〜

 

サライ〜の空は〜

 

という訳で迎えました、この2週間続いた毎日Madeth gray'llレビュー健康生活の最終日。

 

最終日はこちらです。

 

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Madeth gray'll『亡界ノ魔都〜Entith de marge〜』

1. 亡界ノ魔都

2. Entith de marge

3. 螺旋遊戯

4. オペラ座の悲劇

5. 劇薬

6. 黄泉ノ死界

 

Madeth gray'llが2000年に渋谷ON AIR EASTでのワンマンライブにて解散を発表し、その次の日に発売された、オリジナル音源としては最後の作品。

3rdプレスまで出ておりまして、それぞれジャケット・特典などが異なるのが特徴。

 

1. 亡界ノ魔都

最初は当然のようにSE。

クラシカルかつ不穏な雰囲気のSEはMadeth gray'llの作品では定番ですね。

パリーンとなんかが割れる音もLUNA SEAから続くヴィジュアル系伝統芸能

 

2. Entith de marge

非常にメロディアスな1曲。

ピアノインストバージョンがベストに収録されているので、ボーカル付きのバンドサウンドはこの作品でしか聴くことができません。

Madeth gray'llの切ない叙情性がいかんなく発揮された名曲で、変拍子・転調も駆使して最後まで聴き飽きることなく、涙を流しながら手扇子をしてしまうこと間違いなし。

ただ、キーが高めなため、めちゃめちゃ歌いづらそう。

なのでベストのピアノインストバージョンを聴いてメロディの良さを再確認した人も多いのでは?

大サビがあまりにも良すぎるので絶対に聴いてください。紅白歌合戦出場間違いなし。(血糊と包帯は紅白だからめでたいので)

 

3. 螺旋遊戯

メリゴの『禁じられた遊び』や、初期FANATIC◇CRISISのような名古屋の風味を感じさせるアグレッシヴな曲。

ピー音が入ったり、シャウトにエフェクトがかかってたりする、ドロドログチャグチャな悪趣味さが堪りませんね。

歌詞の当て字の用い方や、擬音語の使い方が2003年までのDir en greyっぽいのでそこも面白いですね。

 

4. オペラ座の悲劇

デモテープからの再録。

ベストにもこのバージョンが収録されています。

シンセサイザーの多様によってクラシカルな雰囲気が出て世界観が補強されています。

昔からある楽曲ということもあり、荒削りながらも光るメロディセンスのある曲だったんだなあということがわかります。

Janne Da ArcのICEじゃんっていじりは散々やったので、もうやりません。

ラストのサビを全部シャウトで歌うところが翡翠様の本当に好きなところなんですよね。マジでカッけえ。

 

5. 劇薬

めちゃめちゃ構成がスラッシュメタルな感じの曲で、このラインナップの中だと浮いてる感があります。

イントロでテンポ遅めのフレーズから一気に加速するところなんてモロそれですね。

あとメロディが完全にXのBLUE BLOODやないかい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

やっぱりMadeth gray'llの醍醐味はこのパクリ芸オマージュにありますね!

ギターソロがめちゃくちゃカッコよく、ただ攻撃的に爆走するだけじゃない聴きどころも残しているのが心憎いです。

後期Madeth gray'llに特徴的なメタルっぽさの真骨頂といった感じで、もし解散せずに続いてたら脱ヴィジュアル系をしてメタルバンドのようになっていたのかもしれないな〜とか、色々妄想が捗ります。

なんだかんだ6分ぐらいあるけどそこまで長さを感じさせないのは彼らの展開の構成の仕方が上手いからなのでしょう。

 

6. 黄泉ノ死界

ラストも当然のようにSE。

逆再生的なSEはサンホラのおたくの僕が大好きな手法なのでもっとやってほしい。

 

総評すると、「叙情性とメタルっぽさが洗練されてきてはいるが、若干噛み合わない印象も受ける」という感じでしょうか。

メタ的な視点ですが、メンバーの間での方向性の違いなんかも読み取れそうな作品です。

ロディアスなものはとことんそれを突き詰め、攻撃的な曲はメタルっぽさ全開、という、やや前作の『Lucifer〜魔鏡に映る呪われた罪人達と生命の終焉〜』に比べるとアルバムとしての統一感に欠ける気がします。

とはいえ、2000年以降のヴィジュアル系がその2つの要素の二極化になったことを踏まえると、バンドもそうした過渡期に晒されていたんだなということもわかります。

なのでそのタイミングで解散、というのもある程度は頷けるかと。

 

 

さて、今日でMadeth gray'llの音源全ての感想を書き終わりました。

(悲劇ノ終幕は先日レビュー済みです、よかったら読んでください)

drinkerchild.hatenablog.com

毎日Madeth gray'llレビュー健康生活と題して2週間やってきましたが、思えばブログ1周年記念でその場の思いつきでやりはじめた割には楽しかったです。

毎日Madeth gray'llの話をすることで、私のツイッターのフォロワー全員、いや日本国民全員にMadeth gray'llの名が轟いたことでしょう。

だって家族にもMadeth gray'llの話されたし。

「試しに聞かせてw」と言われてLucifer流したら爆笑されました。

僕は悔しくて涙が流れました……

 

というわけで、僕のよくわからんブログを読むよりも実際に音源に触れてみる方が彼らの魅力が伝わると思います!

屍体の側で咲いている一輪の花がグロテスクな屍体との対比でより美しく見える、というようなエログロナンセンス的耽美の世界観を是非堪能してください。

 

でもこれ以上音源高騰されても困るな……

全部持ってるけど……

 

 

というわけで明日からは「毎日エクスタシーレコードの音源レビュー健康生活」をスタートさせていきます。

 

嘘です。

 

《おすすめ曲》

2. Entith de marge

www.youtube.com