悲観停止

幾千の星空の下 夜露は無情に光る

ロマンス以外の名曲に気づいてください、僕が抱きしめてあげる^ ^ Penicillin『Missing Link』

3週間ぶりの更新。サボっていて申し訳ございません。

 

90年代V系=タピオカ説並みのネタがなかったので

 

実は不肖ムラ村隆一、今までペニシリンをほとんど聴いたことがなく、その旨をツイッターで発言したところ、

「死んだ方がいい」「フォローやめます」「(ペニシリン)ショックです」「愛に気づいてください」などの暖かいお言葉をいただき、

いい加減聴かないとなと思って音源をまとめ買いし、聴いてみました。

 

その中で特に印象に残ったこちらのアルバムについて書いていきたいと思います。

 

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Penicillin『Missing Link』

1. Chaos

2. Brand New Lover

3. VANITY

4. Miss Cool

5. マゾヒスト

6. Nightmare Before Christmas

7. FIORE

8. Melody

9. 螺旋階段

10. Virginal

11. Imitation Queen

12. In the Kingdom of the moonlight

13. Miss Cool(Instrumental)

14. 螺旋階段(Instrumental)

 

ペニシリンがインディーズ時代に出した2ndアルバム。

もともとは10曲入りでしたが、メジャーデビュー後にリイシューしたものを買ったため、11曲目〜14曲目が追加されています。

 

どうやらジャケット違いのものが何種類もあるみたいで、強火のペニシリンファンの皆様は全て揃えていらっしゃるのでしょうか。

 

1. Chaos

ライブでもよくやるという、彼らの中では定番のナンバー。

哀愁漂うアコギのメロディに始まり、「eins, zwei, drei, vier」というヴィジュアル系カウントから一気にツタツタドラム疾走コテコテ演奏がまさに90年代という感じで最高。「僕を信じて」と連呼しますが、このクオリティは信用に値しますね。

 

2. Brand New Lover

これまたアップテンポなハードチューンで、LUNA SEA直系のクリーンアルペジオとカッティングがいいですね。

歌詞もヴィジュアル系の様式美といった素晴らしいもので、「変わらない思いをずっと抱きしめて」とかモロ影響を受けているのを感じます。

 

3. VANITY

GISHO作の一品。

イントロが完全にLUNA SEAのMOONですね……

Bメロのバッキングのギターリフや、間奏の異国情緒溢れるアコギのフレーズが切なげで神。

 

4. Miss Cool

打って変わってファンクなリズムが耳に残るナンバー。

80年代のポップソングのようなシンセとデジタルな同期のドラムに、ハードロック調のギターがマッチしていてめちゃくちゃかっこいいです。

こうしたアプローチは当時のヴィジュアル系シーンでは珍しいのではないでしょうか。

 

5. マゾヒスト

イントロで急にエクソシストのテーマが流れ出して、いったい何が始まるんだと思ったら、ダークでコテコテの90年代ヴィジュアル系ナンバーが炸裂。

歌い方がかなり初期黒夢清春に寄ってますね。

激しい演奏で突撃したかと思えば、間奏で急に静かになり、ギターソロでまた激しく楽器陣が暴れ出します。

こういう緩急のつけ方はオタクなので大好物ですね。最強!!!!!!

 

6. Nightmare Before Christmas

なんとMedia-YouthのKIYOSHIが楽曲提供したらしい曲。

まさにヴィジュアル系クリスマスソングといった、キリストの誕生日を祝う気が一切感じられないアグレッシヴでダークなナンバー。

いかにも打ち込みなドラムも、人間味を感じられないためにかえって楽曲にいい化学反応をもたらしていると思います。

 

7. FIORE

イントロのメインリフがめちゃくちゃかっけえ。

ジャッジャッジャッジャッというカッティングにエモいメロディが乗っていて最高。

シンプルながらも印象的な1曲。

 

8. Melody

MECHANICAL DANCEやんけ!!!!!!!!!!!!

Bメロのギターの刻みは耳に残りますね。頭振りたくなります。

イントロだけでなく、全体的に初期LUNA SEAのイキフンが漂う、ある種コテ系の教科書とも言える神曲

 

9. 螺旋階段

静かに、かつ淡々と進んでいくバラード。

バンドのアンサンブル性だったり、ペニシリンらしさ、ヴィジュアル系らしさといった要素はあまり感じられませんが、この一歩間違えれば単調とも言える展開やメロディの繰り返しが、まさに”螺旋階段”といった感じで、一回聞いただけではわかりにくい深みのある楽曲ですね。

サステインを効かせたギターソロがいいアクセントになっています。

 

10. Virginal

もともとのインディーズのバージョンならラストナンバーになっていたことも頷ける、ポップで聴きやすいナンバー。

そんな中でも、ハードかつ安定性のある演奏によってロックバンドの曲として聞き応えのあるかっこよさが感じられますし、キャッチーさとアングラさがいい感じに融合していてとてもかっこいいです。

このアルバムの中では一番のお気に入りですね。

 

11. Imitation Queen

ここからボーナストラック的位置づけ。

後々のコテ系の暴れ曲の片鱗を感じられるような、イントロ〜Bメロの激しさと、サビでメロディを解放する感じが最高。

パンキッシュな雰囲気はまさに教科書的でもありますが、その中でもペニシリンらしいグルーヴだったり、HAKUEIのボーカルのかっこよさが感じられて良いです。

 

12. In the Kingdom of the moonlight

いままでの曲の中でも最もデジタルロックの要素が強いインダストリアルチューン。

後期Laputaのアルバムに収録されていても違和感ありません。

間奏でポリリズム的にオルゴールのメロディを挿入しているのが有象無象の90年代V系のデジタルな楽曲とは一線を画す感じで印象的ですね。

 

13. Miss Cool(Instrumental)

14. 螺旋階段(Instrumental)

この2曲は前述の曲のインストバージョンなので特筆することはありません。これがあるとアルバムを通しで聴く、ということが少々やりづらくなるかも?

作業しながら聞き流す分には最適。

 

前回ふざけすぎたので

今回は真面目に聴いて真面目に感想を書いてみました。

 

今まで聴いてこなかったことを後悔するくらい、90年代V系のアルバムとして100点の構成。

 

しかしながら、コテ系の没個性な感じではなく、ファンクのグルーヴだったりデジタル要素だったり、歌謡曲性を強めた曲だったり、彼らなりの個性も感じられる最高の作品でした。

 

HAKUEIのボーカルも後年に比べるとクセがなく(当社比)、聴きやすいアルバムだと思います。

 

ロマンスしか知らないそこの君、今すぐブックオフの280円コーナーに張り付いて探すべきです。

なかったらピュアサウンド、アマゾン、メルカリ、ヤフオク駿河などに張り付き、常時探すべきです。

 

それでは、次の記事でお会いしましょう。

《おすすめ曲》

Miss Cool

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