悲観停止

幾千の星空の下 夜露は無情に光る

「平成」という「悲劇」ノ「終幕」を^ ^

平成も終わりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

僕は、平成最後のブログはどのCDを聴こうかなあとダンボールを漁っていたら、CDが崩れて右足の小指を負傷しました。縁起でもねえ日です。

 

というわけで、平成ラストは終わりっぽいこちらの音源を聴いていきます。

 

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Madeth gray'll「悲劇ノ終幕」

1. Entith de marge

2. 空中都市〜in the zalemu〜

3. Zwei 堕胎者ト盲目ナ中絶児・・69日目ノ阻害

4. 狂死曲

5. オペラ座ノ悲劇

6. 白昼夢の惨劇

7. Le MIZERABLE

8. Lucifer

9. 「M」的被虐症候群

10. パラサイト

11. 悪辣ナル「隷」に捧ぐ

12. 黒装束ノ調べ

13. 劇薬

14. missantroop

 

日本を代表するヴィジュアル系バンドにして僕がこの世で2番目に好きなバンド(1番はLUNA SEA)が最後に出したベストアルバムです。

 

解散ライブ「終幕ノ情景」(どっかできいたことあるタイトルだな……)の2日後に発売されたベストアルバムで、ほとんどの曲で再録・リミックスが行われている豪華仕様です。

 

デモテープのみで、CD音源未収録の曲や、配布CDにしか入っていない曲などのレア音源の再録や、代表曲たちも入った、まさにMadeth gray'llの全てが詰まっていると入っても過言ではない一品。

 

さっそく見ていきましょう。

 

1. Entith de marge

最後のオリジナル音源となった「亡界ノ魔都〜entith de marge〜」に収録されている曲のピアノアレンジバージョンです。

ヴィジュアル系の耽美な装飾が取り払われ、ピアノのメロディだけになることで、「Madeth gray'llはその演奏や歌唱、歌詞内容ばかり取りざたされるけれども、メロディセンスもピカイチだった」ということが浮き彫りになります。

小雨が降ってる夜道で聴きたい名アレンジ。

 

2. 空中都市〜in the zalemu〜

最初で最後のフルアルバム「Lucifer〜魔鏡に映る呪われた罪人達と生命の終焉〜」に入っている名曲のボーカル再録バージョンです。

キーが若干歌いやすいものになっているので音程は比較的安定してるかと思いますが、歌い方自体は前の方がよくないですか?どうしてこうなった。

まあそれは置いといて、前述のアルバムでは実質的にラストトラックだったこの曲をここに持ってくることで、「最初からクライマックス」感が出ていて最高です。

なんで「銃夢」を原作としているハリウッド映画「アリータ・バトルエンジェル」の主題歌がこれじゃなかったん?こんなに名曲なのに……

この曲に出会えて良かった…

ありがとう……

そして……

さようなら……(平成)

 

3. Zwei 堕胎者ト盲目ナ中絶児・・69日目ノ阻害

同じく「Lucifer〜魔鏡に映る呪われた罪人達と生命の終焉〜」に収録された曲のリミックスバージョン。イントロで「シャキーン!」みたいなSEが加わっています。Twilight Forceかと思った。

それ以外はまあまあ音質がよくなっているぐらいの違いでしょうかね。

なので、詳しい感想は拙ブログの最初の記事にありますので、最後の赤ちゃんの笑い声がROUAGEの「理想郷」の最後に入ってるものと全く同じやつだなあという情報だけお伝えして、次いきましょう。

 

4. 狂死曲

僕は……オカシイ……僕はオカシイ……

デモテープ「聖夜に奏でる狂死曲」「狂死楽園」や、シングル「十字架の結末〜第二の悲劇〜」に収録された曲。

特に「十字架の結末〜第二の悲劇〜」のバージョンをリミックスして収録されていますね。そのバージョンの最初に入ってる「僕は……オカシイ……僕はオカシイ……」があまりにも黒夢の「自閉症〜Autism〜」そのまんまだったのでカットされてるのがおもろい。

曲自体はまさにMadeth gray'llらしさ前回の軽快なリズムで発狂する暴れ曲です。ループしやすい構成の曲調、ツタツタドラム、ビャイヤイシャウト、語り、変な笑い声、ベースソロなど、これがコテ系だ!!!ということを前面に押し出した教科書的名曲です。

 

5. オペラ座ノ悲劇

サビで急にJanne Da Arcの「ICE」が始まることで有名な曲。

詳しいことは拙ブログのこちらに書いておりますので、暇なときにご覧ください。

drinkerchild.hatenablog.com

腐乱死体に対する愛情を表現した歌詞や、切なげな曲調もあって、完成度は彼らの楽曲の中でも高い方だと思います。

ギターソロも慟〜DOUKOKU〜哭を禁じ得ないし、ラストサビの盛り上がりも必聴です。

 

6. 白昼夢の惨劇

配布8cmシングル「白昼夢の惨劇」や、シングル「十字架の結末〜第二の悲劇〜」に収録された曲の再録です。

おどろおどろしい雰囲気の、ヘヴィでミドルテンポな曲調が特徴的で、「屍の海の中で何度も君を呼ぶけど〜」以降の展開がかっこいいです。

「少女の目玉を抉り出し……」も日常生活で使っていきたい語りですね。

このバージョンだとベースが輪ゴムみたいな音で好き。

 

7. Le MIZERABLE

Matinaの主催、KISAKI様プロデュースのオムニバスCD「NEW AGE CULTURE〜第二楽章〜」に収録されていた楽曲です。

このオムニバスアルバムが出た当時はGt.歪氏の事故死の影響で活動休止中でした。

曲自体はそれまで発狂系暴れ曲が中心だった彼らの作風とは大きく異なる、もの悲しいメロディアスさを強調した楽曲で、Madeth gray'llの可能性を大きく広げることに貢献したと言えるでしょう。

 

8. Lucifer

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

名曲!!!!!!!!!!! 名曲!!!!!!!!!!! 名曲!!!!!!!!!!!

やはり、オリジナル音源の前トラック「追憶」からの流れで聴いた方がより味わい深い神曲になるので、そこは少し物足りなく感じる可能性もありますが、それを差し引いても神曲です。

世界一有意義な6分半。

能書き垂れる前に聴け!!!!!!!!!

 

9. 「M」的被虐症候群

Luciferからのこの曲の流れは「Lucifer〜魔鏡に映る呪われた罪人達と生命の終焉〜」と同じもの。

イントロに少しフレーズが追加されています。

こちらはLuciferの切なげな感じとは打って変わってMadeth gray'llの残虐かつグロテスクな狂気に満ち溢れた世界観の真骨頂といった曲調です。

元のバージョンとは歌メロに若干アレンジを加えられていたり、よりヘヴィで聞き応えのある演奏になっており、全体的にレベルアップしていると思います。

 

10. パラサイト

「仕方がないので僕はノコギリで君の身体を切断しました……」

シングル「十字架の結末…」に収録されたバージョンからは相当レベルアップしています。

軽すぎたギターはより重厚感が増し、輪ゴムを弾いたみたいなベースの音は中音以外の音域も比較的調整されてますし、単純に音質が悪かったのがそれを生かした不気味さを演出していて大変よろしい。

 

11. 悪辣ナル「隷」に捧ぐ

「Lucifer〜魔鏡に映る呪われた罪人達と生命の終焉〜」からほぼ変わらない状態で収録。

ちょっとブラックメタルっぽくて好きなんですよねえこの曲。

 

12. 黒装束ノ調べ

デモテープ「黒装束の調べ」「狂死楽園」や、オムニバスCD「Face of Soleil」や、その他オムニバスビデオなどに収録されていたものの再録……

なんですが、

まさかの逆再生バージョン。

どぼぢでぞんなごどずるの……同人時代のSound Horizon

まあ多分、大人しくMatinaのオムニバスCD「PRELUDE」を買いなさいということなんでしょう(書いました)

とはいえ、逆再生バージョンもまあまあ癖になりますね。「ライラーイwwwライラーイwww」ってサビらしきところでずっと言って面白いです。

 

13. 劇薬

XのBLUE BLOOD!??!?!?!?!??!????!?!?!?

ではなく、「亡界ノ魔都〜entith de marge〜」に収録された楽曲ですね。

割と彼らの楽曲はlカッティング主体のリフではなく、ザクザクと刻むリフ主体の曲が多いので、こうしてかなりメタルに接近した楽曲が作られるのもまあまあ納得ですね。

それでもビャイヤイシャウトや語りなど、V系っぽさはしっかりと残ってます。

解散せず時を経た彼らの楽曲は結構こういう路線のメタルっぽい曲が増えていったのかもしれません。

それはそれで見てみたかったという思いはありますね。

 

14. missantroop

ベストの最後を飾るのは、やはり彼らの代表曲であるこの神曲

幾度となく再録されてるのに、このバージョンが一番音程を外しているという、奇跡みたいなことをやってのけるところが本当に大好きです。

とはいえ、演奏・音質共に今までのバージョンよりも格段にレベルアップしていますし、こういう曲はやっぱり曲としてのクオリティがよくなった方がより深みが増しますよね。

こうして彼らの軌跡を追いながら、しっとりとした曲でこのアルバムは終幕するのでした……

と思いきや。

「なんか君やたら無音の時間長くない?」と思ってるとシークレットトラック「廃人狂イ人形」のライブバージョンが始まります。

やたら気合の入ったお姉様方の絶叫から始まり、「狂いなさい…グルイナザイ!!!!ギュルイナザイ!!!狂いなさい狂いなさい狂いなさい狂いなさい……ラストだ……廃人……」という神MC、「そこぉ〜いきてるかあ〜」「おかしてぇん!おかしてえん!」「もっちょもっちょぉ〜」「天井ぶちやぶれいくぞ〜」などの神煽りなど、彼らのライブの様子の一旦がわかる貴重な音声史料です。

 

どうでしょうか。まさにMadeth gray'llの全てが詰まった珠玉の一品と言えるのではないでしょうか。

入門用としても、コレクターズアイテムとしてもぴったりですし、ベストアルバムとして100点です。

平成の初期を駆け抜けた伝説のバンド、Madeth gray'llを僕は令和になっても語り継いでいきたいですね。

 

思えば、平成はV系に始まり、V系で幕を閉じると言っても過言ではないですよね。

平成に誕生し、時代と共にたくさんの伝説ができたV系という文化がこれからも続いていくことを切に願います。

令和には一体どんなV系バンドが生まれるのか、楽しみです。

 

それでは、良い平成を。

 

令和になるのつれ〜わ〜wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww