悲観停止

幾千の星空の下 夜露は無情に光る

Janne Da Arc今すぐ再結成しろ。「Resist」をレビュー^ ^

 

ハァ……

 

衝撃的なニュースからもうすぐ3週間。

 

季節は流れるのに心だけ立ち止まっている方も多いのではないのでしょうか。

 

このニュースを聞いたときはタチの悪いエイプリルフールのジョークかと思いましたが、限りなく惨劇に近い悲劇のシナリオどころか最悪の結末になってしまいましたね。

 

僕はジャンヌよりも先にAcid Black Cherryにハマりました。

多感な中高生時代にABCがバリバリの全盛期だったからですね。

 

最近ようやくジャンヌのよさもわかってきて、復活したらぜひライブに行きたいなあと思っていただけにとても残念。

 

youさんのツイートや、yasuのコメントも涙を禁じ得ません。

こんなにツライなら愛なんて信じないって感じです。

 

そんな僕から、せめてなにか追悼を形に残したいことで、今回紹介するCDはこちら。

 

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Janne Da Arc『Resist』

1. ICE

2. Resistance

3. Misty Land

4. Hunting

5. Lady

6. Stare

 

彼らのインディーズ2枚目のミニアルバムです。

 

97年に出た同名のデモテープに収録されている4曲(ICE、Resistance、Lady、Stare)を再録し、Misty LandとHuntingの2曲を追加したもの。

 

のちにメジャーでも再発されていますね。

 

彼らの中でも特に正統派ヴィジュアル系に接近したサウンドということで、取り上げるならこれかなと思いました。

 

辛気臭いレビューにしても面白くないですから、いつものように書いていきたいと思いますので、消せない過去に縛られてうつむき…ひざをかかえている人はご注意くださいませ。

 

1. ICE

Madeth gray'llのオペラ座ノ悲劇!?!?!?!?!?!?!!?!?!?!!?!?!??!?!?!?!?!?!?!!?!?!?

youtu.be

※ご存知でない方はぜひサビを聴き比べてみてください。

 

このアルバムが出たのが1998年12月、Madeth gray'llのオペラ座の悲劇のデモテープが出たのが1998年3月ということもあり、もしかしてジャンヌがMadethをパクった?と一瞬思ってしまいましたが、前年にResistのデモテープ版を出してるはずなので、ジャンヌが先でした。

曲としては最初にけたたましいサイレンが鳴り響いた後、ジャッジャッと90年代V系っぽい疾走リフに彼らの特徴であるキーボードのサウンドが乗るもの。ストレートにV系っぽい曲でありながら、このころからすでに非常に完成度の高い演奏をしているのがすごいですね。

ただMadeth gray'llのオペラ座の悲劇を先に聴いていた精神異常者なのでサビを聞くと毎回笑ってしまいます。

 

2. Resistance

キーボードのサウンドのおかげでちょっとRPGの戦闘BGMっぽいイントロに感じます。非常に展開が多く、長尺ですが聴き飽きさせない構成になっていますね。

Eメロまであります。

バンドという荊の道を力強く進んでいく彼らの覚悟を表現したとも読み取れる歌詞。

アルバムタイトルをこの曲名の動詞形から取っていることから、このアルバムのメインテーマとなる曲、ということでしょうか。

 

3. Misty Land

ずっしりとしたミディアムテンポの曲で、DEAD ENDの曲や、LUNA SEAカップリング曲からの影響を感じます。

90年代V系のこういった曲は下手するとダラダラと進行する曲になってしまうこともありますが、確かなテクニックを持っていることで、淡々と進んでいきながらもメチャクチャかっこいいです。

特にギターソロがやばいですね。ポリリズムになっていませんか?これ。音楽理論的なところは何もわからないオタクなので詳しいことは言えませんが、ピロピロギターがドラムのリズムを無視してすごいと思いました。小学生の読書感想文?

 

4. Hunting

ライブでは定番曲だったみたいですね。

内容もジャンヌダルクらしい、女目線のエロティックな歌詞が特徴的。アップテンポでキャッチーながら、ヴィジュアル系のダークさもしっかり感じられる名曲です。

でもこんなスケベな女いるわけないやろ!俺がHuntingされたいわ!という気持ちになりますね。

性経験的な意味でAcid Black Cherryなので……

 

5. Lady

 ラストの繋ぎとしての意味合いも感じる、ジャジーでオシャレな曲。

僕はシャッフルビートを使ったV系の曲はだいたい好きになってしまうオタクなのですが、特にこれは最高。

こんなにオシャレな雰囲気なのにガンガンに歪ませたギターとあまりにもダサいストレートな歌詞がいいですね。

kiyoがガチでジャズへの道を志し、ジャンヌから脱退しようとしていたときに引き留めるために作られた曲らしく、彼のジャズの素養が遺憾無く発揮されており、ジャズとロックの融合が高いレベルでなされていると感じます。

 

6. Stare

 重要なライブのラストに演奏されてきた、ファンにとっては非常に思い出深い曲なんじゃないかと思います。

全編サビみたいな歌詞にしたいということで作られたみたいですが、曲もまさしく全編サビといった感じで、ポップで明るく突っ走っていく疾走曲です。

LUNA SEAでいったらWISHみたいなポジションなんだと思います。

元気がもらえるポジティヴな歌詞も最高。

だからこそ、今回の件を踏まえると悲しく聞こえてしまう方も少なくないかと思います。

「僕達はこれからも遠く遠く羽ばたいてみせる」って歌い続けて欲しかったなあと思います。

 

 

このアルバムは6曲30分というコンパクトさでありながら、ボリューム満点な聞きごたえがあります。

前作のDearlyに比べて音質も大幅に改善されて聴きやすかったです。

ヘヴィでクオリティの高い演奏と、ポップな構成と、ヴィジュアル系の世界観がうまく組み合わさった名盤だと思います。

1曲ごとにも特徴があり、それぞれが個性として成り立っていながら、喧嘩せずに流れで最後まで聴けてしまうアルバム作りになっているのもgood。

多分6曲以上にしていたら個性が強すぎてチグハグな構成になっていたかもしれません。絶妙なバランスだと思います。

 

というわけで、解散するには本当に惜しいバンドです。

今の今まで活動休止していたということもあり、今回のような結末は悲しすぎます。

 

俺は時代の流れに…逆らい続ける旅人としてこの事実に抵抗していくぞ……

 

Resistだけに。

 

それでは、さようなら。