悲観停止

幾千の星空の下 夜露は無情に光る

初期LUNA SEA好きは全員Kneuklid Romance『パズル』を聴くべき^ ^

お久しぶりです。ムラ村隆一です。

 

2ヶ月近く更新するのを忘れていました。

 

目が覚めた、、、知らない記事、、、

また、「僕」が、、、

 

とはならないので、がんばって書かないと続かないのが難しいところですね。

 

さて、今回紹介するヴィジュアル系のCDはこちら。

 

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Kneuklid Romance 『パズル』

1. 瞬間の声

2. Flowers

3. 雪の下で

4. Painted time

5. リフレイン

6. 深い青の中で

7. Sing for...you

8. 神風

9. An infinity of the sky

10. 鳥籠の中の彼女

 

1992年〜2000年に活躍したバンドのインディーズ2nd アルバムです。

このバンドは神ことKISAKI氏プロデュースのもと2009年、2011年、2012年に再結成を果たしており、去年のGaz氏追悼ライブにてまた演奏を行い、次の日の新聞の1面に載ったことが記憶に新しいですね(記憶障害)

 

2代目ボーカル、雪野氏が参加した最後のアルバムで、これ以降はソフビ系へと作風が大きく変化します。

 

では、今作はどうなのでしょうか。僕は「展開マシマシで歌謡曲要素のある初期LUNA SEAだと考えています。1曲ずつ見ていきましょう。

 

1. 瞬間の声

こちらは、10秒程度の曲数稼ぎSEで、

「…自己の解放…すりぬける感覚へ……パズル」

などとボソっと呟くだけの内容。

このフレーズはとてもかっこいいですね。日常生活でも使っていきたいところです。

使うシチュエーションがあれば。ないか。

 

2. Flowers

いきなり6分のまあまあ長尺の曲ですが、完全にLUNA SEAを意識したギターの音作り、サステインが効いたフレーズとデカイベースの音、手数の多いドラムなど、聴きごたえのある実力派な演奏。そしてZi:KillのTUSK氏と初期のRYUICHIを足して2で割ったようなボーカルが最高ですね。

イントロだけでほぼ1分あるのにまったく長さを感じさせません。また、メロディもキャッチーで聴きやすく、あっという間の6分間です。最後のリムショットが個人的なお気に入り。

 

3. 雪の下で

これまた初期LUNA SEAっぽいベースソロからの幕開け。

ミディアムテンポでしっとり聴かせてくれますね。やはりイントロのアルペジオが切なげで良い。

歌詞は内省的で非常に暗く、比喩的なV系スタンダードなもの。歌詞に「神様 教えてよ俺は何を歌うの」とありますが、

そりゃV系ソングでしょう。

 

4. Painted time

これがめちゃくちゃ名曲。イントロからかっこ良すぎです。

切なげな失恋歌詞を歌謡曲っぽいメロディで歌い上げており、この手の雰囲気がたまらないオタクの皆さんは絶対聴くべき。

Bメロのドラムワークが最高で、この年代のインディーズV系にしては珍しくドコドコドタドタ疾走しています。

サビが本当にかっこよく、ボーカルのRYUICHIっぽさが炸裂している「感覚だけ残っている あなた 腕の中 止まっている時計の針」の部分でクレッシェンドしていくのが胸に刺さります。オタクは号泣必至

 

5. リフレイン

タイトル通り、ザクザクと刻むリフとツービートの疾走が正統派にかっこいい名曲。

間奏の、アルペジオとツタツタドラムザクザクリフを交互に繰り返すフレーズが耳に残ります。

最後のシャウト混じりの狂気的なボーカルと腕2本で足りる?的なドラムワーク、メタリックなギターフレーズが炸裂して壮大になるところは必聴かと。

 

6. 深い青の中で

DEAD ENDのSerafineっぽさを如実に感じるバラード。

Bメロの緩急つけたギターがかっこいいです。

これまた6分半の長尺なので何回も聴くのはちょっと厳しいかも。

 

7. Sing for...you

オムニバスアルバム「emergency express 94」にも収録された曲。

悲しいピアノのメロディが30秒ほど続いた後、めちゃくちゃLUNA SEAっぽいんだけどどの曲に似てるとかは形容しがたい曲調が続きます。これが彼らのすごいところで、露骨にパクっている部分はないのに、純粋な音楽的影響として、エッセンスの部分のみLUNA SEAリスペクトを見せていて最高です。ギターソロもかっこいい。

この曲も7分ほどありますが、ダレることなく最後まで怒涛のメロディアス展開が畳み掛けてきますので、安心して聴くことができます。

そして最後に急に語りが入ります。耳元に囁き声がバイノーラルで来るので、この時代にASMRや催眠音声を先駆けていたのかとビックリしています。めっちゃゾワゾワします。

ちなみに、

「今、優しすぎた憂鬱の中で……未完成のパズルを……

途切れてしまいそうな……僕の声で……ひとつひとつ埋め込んでいく……」

「目を逸らしたくなるような現実だけが……もし僕の前に置かれたならば……ひとつひとつ……小さな声で……」

「切ない……哀しい……苦しい……全ての思いを今……歌に託してみる……」

「Sing for...you」

って言ってます。

これを文字起こししている時の僕の気分を想像してください。

 

8. 神風

90年代V系のアルバムに絶対1曲入ってる暴れ曲。

リフは若干Dir en greyの残-ZAN-に似ているところ(こっちが先ですが)や、Laputaっぽいところ、RYUICHIっぽい「ラララ〜」、Deshabillzみたいにボイスチェンジャーを使っているところ、ツタツタドラムなど、90年代V系っぽさをこれでもかと詰め込んでいます。

 

9. An infinity of the sky

テッテケテケテケカッティングが曲の全般にわたって聴くことのできる幻想的な曲。

白系の要素を感じさせますが、ラルクっぽさはなく、EDEN期のLUNA SEAやそれこそMOONっぽい感じを思わせてくれますね。

ベースの音がめちゃくちゃデカイですが、どのフレーズもかっこいいです。

 

10. 鳥籠の中の彼女

ドラムロールにベースソロが絡むカタチで始まり、90年代V系特有のメロディアスなメインリフでイントロが進行する正統派V系疾走ソング。

この時期のKneuklid Romanceの特徴である、「アンサンブルとしてのかっこよさ」が発揮された名曲です。

他の有象無象のV系バンドと違い、このバンドのLUNA SEAっぽさに好感が持てるのは、曲をパクるのではなく、あくまで演奏スタイルをリスペクトしていることを感じさせてくれるからでしょう。

そしてこの曲のヤバいところはラストにあります。

アカペラでのボーカルのフレーズの後、急にピアノソロが始まるからです。

マジで急に始まるので、シャッフル再生でYOSHIKIのクラシックアルバムが再生されてしまったのかと錯覚してしまいます。

しかも展開がちょっと東方project曲のピアノアレンジみたいな曲調なんですよね。伝わってほしい。

そしてそれがフェードアウトしてアルバムは幕を閉じます。いや〜、オリジナリティがありすぎる。

 

わかると思いますが、このアルバムはガチで名盤です。

豊かなメロディセンス、それを支えるバッキングの完成度、聴き飽きさせない怒涛の展開の連続、どれも高い水準にあることは間違いありません。

メジャーデビューし、ソフビに転向したあとの路線も好きですが、純粋に音楽的に好きなのはこの頃ですね。

はじめて聞かれる方にもこのアルバムをお勧めします。他の初期のアルバムはやたら高いのに、このアルバムはブックオフの500円コーナーで買えるので。

LUNA SEAのオタクはぜひ聞いてみてください。お値段以上です。

 

それでは、さようなら。

 

〈おすすめ曲〉

Painted time

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