ジム^ ^
河村隆一のブログをコピペするのが面倒だしいろいろと問題かなと思うので、早速本題に入っていきます。
本日紹介するVIJUARU-KEIのCDはこちら。
La'cryma Christi『Sculpture of Time』
1. Night Flight
2. 南国
3. Sanskrit Shower
4. Ivory trees
5. Angolmois
6. Letters
7. 偏西風
8. 眠り薬
9. THE SCENT
10. Blueberry Rain
「国民の4人に1人がハマっている」という意味で「VIJUARU-KEI四天王」なんて呼ばれ方もする、国民的超人気バンドLa'cryma Christiのメジャー1stアルバムです。
僕、このアルバムが超超超超好きなんですよ。
メタルにわかオタクだったころに友人のオタクから勧められて聴き、VIJUARU-KEIにどっぷりハマっていくきっかけになった作品だと言えます。
では、曲を見ていきましょう。
1. Night Flight は夕暮れのビーチで流れるような音響で幕を開け、オリエンタルなサウンドで夜空を漂っているかのような気分になれる、1曲目として掴みはばっちりな名曲。
これを夜飛行機に乗っているときに聴くと、完全に””勝利””してしまうのでお勧めです。
2. 南国 は、メジャー3rdシングル。まさに南国のような熱気と異国情緒あふれる名曲。
VIJUARU-KEIっぽさは残しつつ、彼らの音楽に昇華されてて最高。
ラクリマらしさとシングル曲のキャッチーさが同居しているので、初めてでも聴きやすいのではないのでしょうか。僕も同居したい。
この暑い夏、海へ向かうドライブの途中で聴くと完全に””勝利””できます。僕車運転できませんけど。
3. Sanskrit Shower は、南国のアウトロからつながる形でベースソロから始まる神曲。
踊るような、バチクソオシャレなベースラインとボサノバ的ギターのメロディーがマーージで神。
間奏の拍子だの曲調などを目まぐるしく変えながらギターソロになだれ込んでいく展開は本当に涙が止まらなくなるので神。神しか言えなくなる。
4. Ivory trees はメジャー1stシングル。
めっちゃキャッチ―で聞きやすいです。
しかしながらキャッチ―さの中にラクリマらしいフレーズやプログレッシブなアプローチも感じられるので、まさに入門用にぴったりの一曲。
このアルバムの曲は日中に外で聴きたくなるものが多いですが、これは特に歩きながら聴くのがオススメです。
5. Angolmois は、なんかボンジョヴィにあった気もする印象を受けるフレーズで幕を開ける一転して暗めの曲。
アルバムの中盤に独特の存在感を放っていると言えます。6分と聴きづらいかもしれませんが、VIJUARU-KEIには珍しいレッドツェッペリンみたいな雰囲気(間違ってたらごめんなさい)はクセになりますよ。
6. Letters は、『Dwellers of a Sandcastle』などに収録されてるインディーズ時代の曲「Forest」をアレンジたものですね。
VIJUARU-KEIの毒気が抜けて、明るくもプログレ臭さは残してる的な曲になっています。ただ、この曲のやべえところはゆったりしたテンポからギターソロに突入する間奏の激アツ号泣不可避な展開だと思っています。
7. 偏西風 は世紀の大名曲。これがなければ僕はVIJUARU-KEIにハマることはなかった。これカップリング曲ってマジ?
変拍子、ユニゾンしない楽器隊が合わさることによって生まれるアンサンブル、グルーヴ感、TAKAのねっとりしたボーカル、VIJUARU-KEI特有の憂鬱な雰囲気。どれをとっても衝撃的なまでにカッコイイ。何度聞いても涙が止まらない……
ラストのサビあたりからのツインギターの絡み合うような展開は必聴。世界一有意義な5分11秒の使い方。
8. 眠り薬 は、マジで眠くなってくるぐらいリラックスできるゆったりした名曲。
8分あるので軽く寝ることが可能です。ただ僕はここまでの時点で涙がナイアガラの滝のごとく噴き出しているので無理です。
9. THE SCENT はメジャー2ndシングル。
爽やかに疾走していくこの曲は、のちのLhasa以降の作品ににもつながるポップセンスを感じます。アルペジオが心地よすぎる……神か?
心地よく聞けるのに涙が止まらないというチグハグな精神状態になれるのでオススメです。
全然夏っぽい歌詞でもないのにめちゃくちゃ夏を感じるだから、この時期に聴くと
””勝ち””が確定します。
10. Blueberry Rain はアルバムのラストを飾るミディアムテンポな神曲。
「泣き出したのは僕のほうだよ」じゃねーんだよ、泣いてるのは俺なんだよな……
今までの旅を振り返るかのように、プログレッシブな部分、グルーヴィーな部分、歌謡のようなポップさ、ハードロックの要素、様々なラクリマを構成する因子が見事にマッチングして展開するわけです。泣くなというほうが無理。
最後に「Night Flightへ行こうよ」と、1曲目を示唆するニクイ演出。そこまで言われたら仕方ないなつって僕はまたアルバムの最初から聴き始めるわけです……
トゥデイズムラ村隆一ズポーイント、ドウルルルルルルパァーン 100~イエーイフゥーウ
これ、僕の拙文を読んでも伝わらないと思いますから、取り合えず近所のブックオフに行ってみてもらえませんか?多分280円コーナーにあると思うので。
個人的280円の最も有効な使い方ランキング堂々の1位です。ちなみに2位はLaputaの翔~カケラ~裸を買うことです。
このアルバム、何がすごいってほぼ全部ギターアンサンブルだけでオリエンタルかつ広がりのあるサウンドを奏で切っているところがとんでもないです。
-No Synthesizer-で多彩な世界観を表現しているという点ではアルバムと言えば、LUNA SEAの『LUNA SEA』なども挙げられますが、このアルバムを聴くと闇の世界へ沈み込んでいくような感覚に陥ることができますよね。
一方で、Sculpture of Timeはさながら世界を夜間飛行で一周してきたかのような壮大さを感じることができると僕は思います。
世界旅行のチケットが280円で買えるなんて、お得だと思いませんか?思いますよね?
歌謡曲のポップさ、メロディアスさと東洋のプログレ的なテクニカルかつ説得力のあるアプローチ、これは多彩な音楽ジャンルの融合が可能であるVIJUARU-KEIだからこそ生まれたマジもんの神盤なんじゃないかと思います。
VIJUARU-KEIの枠にとどめられない普遍的な音楽センスの塊、VIJUARU-KEIに属するアーティストだからといって食わず嫌いせずにいろんな方に聴いてみてもらいたいですね。
絶対に損はしないと思います。
-オススメ曲-
7. 偏西風
初めて聞いた時の衝撃がヤバかったので、全人類にもそれを体感してほしいです。